日本医師会も注意喚起したGLP1ダイエットは危険なのか?

GLP1ダイエットは危険?日本医師会も注意喚起する副作用とは

GLP1ダイエットは危険?日本医師会も注意喚起する副作用とは

お気軽ゆるダイエットアドバイザーのスリム坊主です。今日は、「GLP-1ダイエット」の危険性について話をしたいと思います。

今日は、「医療の力でダイエット」と宣伝されることが多い「GLP-1ダイエット」の話をしたいと思います。

この記事は2021年に書いたものですが、2024年以降マンジャロやウゴービといったGLP-1受容体作動薬が美容クリニックやオンライン診療で急速に広まり、状況が大きく変わりました。それに合わせて内容を更新しています。

「GLP-1サポート」をうたうサプリと、実際のGLP-1受容体作動薬(医薬品)はまったくの別物です。この記事では、そのちがいと、GLP-1ダイエットのデメリット・注意点について見ていきたいと思います。

ぜひ、最後までお読み下さい。

目次

GLP1ダイエットの仕組み

GLP1ダイエットの仕組み

GLP1ダイエットの仕組みについて話す前に、そもそもGLP1が何かといったところから見ていきたいと思います。

GLP1ダイエットは、糖尿病の治療薬として承認されている「GLP1受容体作動薬」という薬を用います。

これは、糖尿病患者の血糖値を下げる働きがありますが、副次的作用として、食欲を減退させるという効果があるそうです。

本来は糖尿病用として使われる薬を、食欲減退効果を期待してダイエットに流用しているということですね。

そもそも食欲が減退すれば、無理な食事制限をする必要はありませんし、過剰にカロリーを摂取しなければ運動しなくても痩せるという理屈のようです。

GLP1ダイエットに医師会が注意喚起

GLP1ダイエットに医師会が注意喚起

GLP1ダイエットに対して、医師会が注意喚起したという記事が朝日新聞デジタルにのっていましたので、一部引用します。

インターネットなどでは「無理せず、健康的にやせる」「アメリカ、欧州で肥満治療薬として承認されている」などとダイエット目的を強調する医療機関も多い。

医師の判断で適応外で医薬品を使うことはできるが、自由診療となる。ただ、会見した日医の今村副会長は「健康な人に医薬品を使うことにはリスクがある。適正使用の観点から禁止すべきだ」と訴えた。健康被害が出た事例は把握していないという。

日本では肥満治療薬として認められていないので、リスクがあるという話のようです。

また、日本糖尿病学会も、GLP1ダイエットに関して見解を述べていますので、一部引用します。

2 型糖尿病治療以外を適応症として承認された GLP1 受容体作動薬は存在せず、美容・痩身・ダイエット等を目的とする適応外使用に関して、2 型糖尿病を有さない日本人における安全性と有効性は確認されていません。
医師とくに本学会員においては、不適切な薬物療法によって患者さんの健康を脅かす危険を常に念頭に置き、誤解を招きかねない不適切な広告表示を厳に戒め、国内承認状況を踏まえた薬剤の適正な処方を行ってください。

糖尿病患者以外の方に使用した場合の安全性も有効性も確認されていないので、健康を脅かす危険を考えてくださいとのことです。

サプリメントなんかではないので、薬の使用となると、副作用は気になるところです。

日本医師会は、「健康被害が出た事例は把握していない」とされていますが、今後何らかの健康被害がでるかもしれないとう点は注意しておく必要があります。

2025〜2026年、GLP-1をめぐる状況はさらに厳しくなっている

この記事を最初に書いた2021年時点から、GLP-1をめぐる状況はさらに大きく動いています。

PMDA(医薬品医療機器総合機構)は2025年4月・8月と相次いでGLP-1受容体作動薬・GIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用に関するお知らせを出しており、承認外の美容・痩身目的での使用について改めて注意を呼びかけています。

2026年6月には厚生労働省が、SNS上での無許可販売や転売が社会問題化していることを受けて、マンジャロなど自由診療で処方される薬剤についても適正使用を求める通知を医療機関向けに発出しました。

承認外の使い方をした場合、本来の効果が得られないだけでなく、低血糖や急性膵炎といった副作用のリスクも指摘されています。また、糖尿病患者向けの供給が不足するという別の問題も起きています。

一方で、ウゴービやゼップバウンドのように、BMI35以上、またはBMI27以上で高血圧・脂質異常症など2つ以上の健康障害を伴い、6ヶ月以上の生活習慣改善指導を受けたなど一定の条件を満たす肥満症については、保険適用で治療を受けられるケースも出てきています。「自由診療の痩身目的」と「保険適用の肥満症治療」は別物として区別しておく必要があります。

サプリの「GLP-1サポート」は医薬品と同じ効果ではない

ここ数年、「GLP-1様」「GLP-1サポート」といったキャッチコピーのサプリメントもよく見かけるようになりました。

結論からいうと、市販のサプリメントには、GLP-1受容体作動薬のような食欲抑制の薬理作用はありません。

GLP-1受容体作動薬は、体内のGLP-1というホルモンの受容体に直接作用する医薬品です。食物繊維やハーブなどを配合したサプリメントが、同じメカニズムで食欲をコントロールできるという科学的根拠は確認されていません。

「GLP-1」という言葉が入っているからといって、医薬品と同等の効果を期待するのは禁物です。このサイトで他のダイエットサプリの記事を読んでいただくとわかりますが、成分の実験データと実際の体重減少効果には、かなりの開きがあることがほとんどです。

GLP1ダイエットの値段は安くない

GLP1ダイエットの値段は安くない

GLP1ダイエットの値段ですが、2026年時点であらためて調べてみても、安くはないようです。

ダイエット・美容目的での使用は、本来の承認された使い方とは異なるため、保険適用外(自由診療)となるのが基本です。

美容整形と同じようなものだと思うのがいいと思います。

薬剤の種類によって幅がありますが、経口タイプ(リベルサス等)はおおむね月1万円台〜3万円程度、注射タイプ(サクセンダ等)は月8万円〜15万円程度が相場のようです。オゼンピックのように月5万円〜10万円台のものもあります。

期間や用量によっては、以前と同じくトータルで数十万円規模になることもあります。

月々の支払いを安く見せるために分割払い(ローン)を案内しているクリニックもありますが、トータルの支払額は変わりません。分割の月額表示だけを見て判断しないほうがいいです。

なお、前述のとおりBMI等の条件を満たせば保険適用で治療できるケースもあるので、まずは医療機関で自分がどちらに該当するのか確認するのがいいと思います。

安さだけで医療機関を選ぶと後悔することになるかもしれませんので、医療機関選びは慎重にする必要があります。

本気でGLP-1の効果を試したいなら医師に相談するという選択肢もある

ここまで見てきたように、サプリメントでGLP-1受容体作動薬と同じような効果を期待するのは難しいというのが実情です。

それでも「本当にGLP-1の効果を試してみたい」という場合は、自己判断で個人輸入したり未承認のルートで入手したりするのではなく、医師の診断を受けられるオンライン診療や医療機関に相談するのが選択肢のひとつになります。

現在はオンライン診療に対応するクリニックも増えており、通院の手間をかけずに医師に相談できる窓口も広がっています。効果や副作用の感じ方には個人差があり、誰にでも同じ結果が出るわけではないので、実際に試すかどうかは、費用やリスクも含めて医師としっかり相談したうえで判断してください。

GLP1ダイエットの口コミや体験談

ツイッターに投稿されていたGLP1ダイエットの口コミや体験談を抜粋して紹介します。いずれも2021年当時の投稿です。当時と比べて現在は薬剤の選択肢や医療機関も増えているので、あくまで参考程度にご覧ください。

良い口コミ

まずは良い口コミから

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悪い口コミ

続いて悪い口コミ

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まとめ

今日は「日本医師会も注意喚起したGLP1ダイエットは危険なのか?」ということで話をしてきましたが、いかがだったでしょうか。

「GLP-1サポート」をうたうサプリメントに、医薬品のGLP-1受容体作動薬と同じ効果は期待できません。この点は2021年の執筆時点から変わっていません。

一方で、GLP-1受容体作動薬そのものは、条件によっては保険適用の治療として使えるようになるなど、この5年で状況は大きく動きました。それでも自由診療の場合は高額ですし、承認外の使い方には健康被害のリスクも指摘されています。

安易に「痩せ薬」として個人輸入や無許可販売のルートに手を出すのではなく、本気で試したいなら医師のいる医療機関に相談する、というのが現時点でもっとも現実的な選択肢だと思います。

参考になれば嬉しいです。正しい情報を理解した上で、GLP-1ダイエットを検討してください。

 

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